携帯が故障したのでiphoneに機種変しました。
iphone系列には全く興味がなく良くも悪くも私とは別世界だと思っていたので携帯を目当てにしていたのですが、店頭には携帯が数種類しか置いていない、携帯の生産はもうほとんどしていないという事実を知り、好みに関わらず携帯を持たない、手放さないといけない時代に来ているのだと痛感しました。
長年持っていた携帯を手放すのは虚しいです。携帯には愛着も湧くので。
極端な使いにくさは感じないけど、ほぼパー状態なので端からやらかしてしまったことは内緒。iphoneでりぼん感想を投稿することに斬新さを感じる。
表紙:春らしくてかわいいけどひよ恋表紙を見飽きてしまったため素直にかわいいとも思えない。
「世界はきみを救う!」 槙ようこ
新発見や意外性はないけど槙さんらしく安定していておもしろかったです。
男の子がかわいかったー。高校生男子をかわいいと思ってしまう年になったんだと実感。単にかわいいとか昔からあったんだけど、今はあらあらかわいいわねーみたいな。
題名と内容がいまいちピンとこないのを後編でなんとかしてほしい。
「サイゴの晩餐」 酒井まゆ
単純にいい話だったけど、今までの短編と比べると内容が簡単すぎたっていうかあっさりしすぎてびっくりした。
もう一捻り二捻りと期待していたので。
「V・I・P」 香純裕子
前に朝吹さんがモデルを題材として連載していたのと同じ系統ですね。
「モデル」を舞台にするということを含めた作品の完成度としては朝吹さんのほうが上ですが、読みやすさや勢い、おもしろさでいえば断然こちらですね。絵も華があって世界観とばっちり合ってますし。
主人公もただの高飛車ではなく好感もてたし、香純さん独特のギャグも生かせているしこの連載おもしろいと思います。
ただ、最初の主人公のファッションがださいということがわかりずらかったので、オシャレ素人から見てもちょっとださくないかと微妙に気づけるような、真中さんの指摘になるほどと思えるようなファッションにしてほしかったです。
もう少し話を温めてからまりも終了後に本誌連載したらどうよというのは言わずもがなですが。本誌連載人の増刊枠に新人掘り起こそうよ。
「ひよ恋 番外編」 雪丸もえ
これは私の好きなエピソードなので詳細が明かされて嬉しいようなあのまま流したままでいてほしかったような…
妃がいい感じにお嬢様キャラなのがよかった。しかしなぜ結心がひよりを選んだのかますますわからなくなった。
「パーフェクトローズ 番外編」 小桜池なつみ
そのへんで拾ってきた雑草と言ってもきれいなお花だし普通に喜んでくれるだろうと私なら予想する。
「青春いいじゃないか。」 前川涼
全体的におもしろかったし青春部とい発想もよかったけど、なんだか滑ってる感じも否めなかった。
今のアニ横よりは断然おもしろい。
「流れ星レンズ 番外編」 村田真優
口おかしいなーと思ってたらアヒル口だと発覚してドン引き。この汚らしい長髪や服装に弟と似ている性格、最強に私の苦手なキャラだった。
女の子も大人しいキャラではあるんだけどマスクにややぼさぼさの黒髪というのがちょっと汚らしく見えた。
告白の仕方とか兄弟なんだなと実感する節もあり、話の流れも今も本家よりよかったと思います。
最後の方のモノローグとか村田さんらしいストレートな言葉が生きていて、こういう個性的な部分がいいときはいいんだけどなー。
「チョコタン! 番外編」 武内こずえ
いい話でしたー。本誌のハッピーの話もすごくよかったし安定感抜群ですね。
個人的には犬の絵柄が今の丸い絵柄じゃなく特にハッピーの、初期のキリッとしたほう絵柄のほうが好きだったから少し残念。
「プリティーリズム 番外編」 朝吹まり
ひびきゅんスマイルってネーミングもあれだけど、まず響がこの顔したのか…
「おうちにかえろう」 立野マミ
感動させる家族ものを描きたいんだろうなーと思うだけでいつも読み終わる。
絵柄は前作あたりのほうがよかったです。きれいにはなっているけど丸すぎるというか、男の子も女らしく見てる。いろいろなアングルによってバランスも不安定ですし。
続編がある意味がわからない。
「コドモノ森」 いしかわえみ
去年のライアーが好きだったから期待してたんだけど、うーん微妙でした。
冒頭の説明も本編とあまり関係がないからいらないし、千尋が父親だということを含め先が読めすぎるので、こんなミステリー風味ではなく家族ものとかで40Pくらいにまとめたほうがよかったんじゃないかと思った。
題材もよくて男の子もかっこいいのに惜しい。
「みまもりサマ!」 黒崎みのり
最近のなかでは絵も話も一番よかったです。
時系列での表現の仕方もおもしろく、それが最後まで生かされていたのがよかった。
黒崎さんはこうゆうさりげないところでセンスがあるなーと思う。
「愛らぶゆー!」 水純あかね
扉絵かわいいですね。
主人公が素直にアホなのがかわいかったです。バカという言葉が頻繁に行き交うのは頂けなかったけど。
絵は独特でいいからもっと丁寧になったらなー。
「らぶらびっと」 薬師寺敦子
よくまとまってるだけど読後に何も残らない。
最後のキスも口じゃなくてほっぺやおでこのほうが小学生らしくかわいいし物語にも合ってるんじゃないかと思った。
あと飼育係を題材にするだけのエピソードがあると締まりがでたかも。
「あまからカシスオレンジ」 佐和田米
独特の才能がありますよねー。
今のままだと好き嫌いが分かれそうだから、読みにくさとテンポの悪さを解消すると幅広く支持されるんじゃないかな。
「モンスターちゃんと。」 ソウマトウ
ひたすらキャラの説明されただけで何をおもしろいといえるのかわからない。
特別キャラがいいわけでもないし、連載が始まったわかでもないんだし。
「中身からっぽガール」 沢なな絵
主人公が今までのことに学習し安易に演劇部に入らないのはよかった。
ありのままの自分といってもどのへんが主人公のありのままなのかわからなかった。前の柚原さんの周りに影響されやすい子の話は"周りに染まりやすいことも主人公のいいところ"って結論で理解しやすかったけど、この話はその反対で結局中身もわからなかったし。
絵は首が細いのが気になる。
「寝ても覚めても」 めぐけい
いつも通りの安定感。
結構重い病気のことなのに軽く描いているのが気になるけど、そこは漫画だからと思うべきなのか。前にもこう思うことあったなぁ。
絵は微妙にはっきりしましたね。
「となりの毒舌姫」 舞姫キャンディ
こういう話はキャラクターの魅力が大事なのに魅力がなかったのと、主人公のキャラを含めて友情ものが描きたいのかギャグが描きたいのかその中間を描きたいのかよくわからなかった。
主人公が変わろうとするところのセリフの迫力と顔のやる気のなさのギャップがすごかった。
「NINE」 高野きか
中身がないのを雰囲気でごまかしてる感じ。
最初にこの子キューだなと思ったら主人公のキューじゃない発言、でもやっぱりキューだろうなと思ってたらその通りって何がしたいの。明らかにキューだってわかる展開か、わからない展開にはっきりしたほうがよかったと思います。
キスシーンとか愛してるの必要性も感じないし、とにかく雰囲気でごまかして進めてた。
「りぼんスペシャルキュート」
いつも通りのメンバーだなぁ。
槙さん香純さんの続きと、持田さん、椎名さんが楽しみ。
小桜池さんのカラー予告絵がかわいいですね。柚原さんのカラー40Pは納得。ここでどういう作品を描くのか気になります。
『印象に残ったセリフ』
「あんたのことが大事だったからね」
「トップモデルになったあたしがいつだってそこにいるから‼」
「『ハッピー』なんて呼ばないでくれ」
『作品ランキング』
1位 V・I・P
2位 世界はきみを救う!
3位 青春いいじゃないか。
4位 チョコタン! 番外編
5位 みまもりサマ!
☆-
普段同じ作品を読み返さない私が読み返そうと思う作品が多かったのは、この増刊が全体的におもしろかったからだと思います。
いつも同じメンバーなのが気になるなぁ。りぼんは眠ってる漫画家さんが多いからとにかくいろんな人に載ってほしい。おもしろさとかはあまり関係ないんですよ。いろんな人が載るというだけでほっとするというか安心する。
樫の木ちゃん先生の作品、込由野先生の普通の作品をいつまでも待ってる。